うれしいこと

うれしいことが週3回ある。
なかなか、うれしいことなんて、仕事の場ではないもの。

そももそ、仕事の場というものは、うれしい楽しいと言うのを
どこかばかかられる雰囲気がある。
日本の会社組織では、そのような傾向が強いのではないか?

うれしいなんて、言ってはいけない、絶対。
歌手だったら、そんな風につぶやくのだろうか。

しかし、言わずにはいられない。
経営者といえども半分は一人の人間なんだから、どうか大目に見てください。

うまく説明できないのだが・・・
やるべきことが、やるべきときに、整然と処理されてゆく気持ちよさ。
わかるかな?
わからないだろうな。
もうわかってるしそんなこと当然と思うことほど、実行するのは難しいのだ。

最近、『トヨタ生産方式』なる本に出会い、とても感銘を受けた。

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いや感銘なんて言葉では表現できないほどの衝撃を受けた。
この本は、カンバン方式の生みの親である大野耐一さんが、
効率的な組織運営や人間重視経営の素晴らしさについて
わかりやすい言葉で語った、ものづくりの教科書だ。

いまの自分にとって心が痺れるようなメッセージのオンパレードで、
ラインマーカーを引かない箇所をみつけることが難しいぐらいなのだが、
なかでもいまわたしが一番気になっているメッセージはこれである。

「3ムの排除」

3ムという言葉、きいたことありますか?
3ム=ムリ・ムダ・ムラ

元来、わたし自身は芸術家タイプで、
ムリを可能にすることが何より大事で、ムダも仕事の明日の糧と思い、
ムリとムダがたたって疲れ果て、肝心の仕事はムラだけ・・・・
そんな人間が、この本を読んで効率的な仕事のやり方に目覚め始めたのである。

最近うれしいこと、それは、経理スタッフの出社日だ。
彼女は、出勤日は週3日、10-16時のパートタイムである。
しかし、担当している業務量は、結構膨大だ。
それを、限られた時間のなかで、工夫しながら処理してゆくのだ。
「定時を過ぎるとタイムカードが押せない仕様」であっても
彼女にとっては問題ではない。

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そして、とくに感心するのは、自ら工夫して時間を捻出する一方で、
他の人の時間には人一倍気を使って動いてくれるところ。

うれしいなあ。

自分もいつかはそんな人間の仲間入りをしたいと思いつつ、
彼女の未処理箱に積まれた書類がつぎつぎと処理されてゆく様子をみているだけで
満足してしまうのだ。

(つづく)